2級FPに最短で合格するための方法

 公開日:2015年8月30日
  更新日:2017年6月23日

1. はじめに~2級FPに最短で合格するためには~

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 これから2級FPの学習を始める人は、合格するための必要な時間や試験の難易度、職業による難易度の違いなど、色々なことに疑問をお持ちだと思います。

 正直、2級FPに対する難易度は個人差があり、悩む時間があれば勉強を始めた方がいいですが、少しでも不安を解消できればと思い、学習方法等をまとめてみました。また、ここで紹介しております勉強方法は普段の指導でお話ししている内容となります。

2. この記事を書いた人

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 2級FPに合格するために必要な学習時間を考えるにあたり、ネットで調べてみましたが、書き込みしている方々が優秀なのか、非常に短期間で合格されている印象が強く残りました。

 ここでは、私自身はFP6課目いずれにも無関係な職業であった立場から、また、指導した経験と私自身の学習経験、働きながらの学習であったとという状況から考えております。毎日学習時間に割けるなど、恵まれている状況の方は、参考の時間を短縮しても良いかと思います。

 ちなみに、FP資格指導は、LEC東京リーガルマインド、職業訓練校で行っていましたが、FPの学習は、3級から受験し、通いやすいことから、CFP®を取るまで、TACのビデオ通学を利用しておりました。また、試験1か月前は模試を受けましたが、模試は、大原やLECでも受験しております。

3. 2級FP試験に向けた学習方法・時間

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 学習時間は、仕事のある平日(5日)は1時間程度、ときに疲れてできないとし、土日には少なくとも半日(6時間以上)できる環境で、6ヵ月は最低でもほしいです。

 通学・通信でも独学でも、試験日の6か月前には勉強を始めたいです。インプット(テキストを理解する)学習とアウトプット(問題を解く)学習でそれぞれ3ヵ月とり、アウトプット学習の時間をより多くとるために、インプット学習がどれだけ早く終わらせるかがカギだと考えています。アウトプットを最低3回繰り返すとして試験日から必要な期間を逆算してください。1回目や2回目のアウトプットは時間がかかりますので、例えば、1回目が1ヵ月、2回目が2週間、3、4回目が2週間として計2ヵ月見積もります。試験日前1ヵ月はまとめに使いたいので、試験日3ヵ月前にはアウトプットを始めなければなりません。そこからインプットで使える時間を計算しておきます。

 これは、難易度とも関係しますが、2級FPはしっかり対策をすれば誰でも合格できる試験で、合格できる力は得点力であり、得点力は問題演習の量によって決まってくるからです。

 また、インプット学習では、知らないことがたくさん出てきます。この段階がまず乗り越えられるかがポイントですが、どの課目も仕事と関係ないと、6回この壁が訪れます。知らないことを楽しめることが大切ですが、インプット学習を何とか乗り切って、問題演習を繰り返す段階になれば、少しずつ問題が解けるようになってきます。

 インプット学習が思うように進まない方は、通学や通信で指導を受けた方がストレスは少なくなると思います。

4. 通学・通信と独学、どちらがいいか。

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 私自身、TACのビデオ通学を利用してきましたが、独学でも合格は可能だと考えています。指導を受けることで、時間を効率よく使うことができ、インプット学習時の勘違いや理解不足が少なくなる可能性が高くなるため、合格する可能性は高くなります。

 しかし、通学を選んだ場合、最後まで通えるか、仕事しながら通えるか、受講費を支払えるかなど、個々の状況によっては、独学を選択せざるをえない場合もあるかと思います。

 また、一斉授業形式に合わない方も少なからずいらっしゃるかと思います。何の制約もなければ、通学でおしえてもらった方が良いのは間違いありません。私が勉強していた当時は通学か通学と同程度の金額のweb講座・通信講座しかありませんでしたが、最近は低価格の通信講座が多くあります。おすすめの市販教材や通信講座をご覧になりたい方は、以下をご覧ください。

独学者のための、おすすめ市販教材-2級FP-

おすすめ2級FP通信講座

ここでは、主に独学でFP合格を目指す方を想定した、学習計画案をご紹介させていただきます。

5. 2級FP学習計画

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5-1. 独学でFP合格を達成するには

 重複しますが、自己投資する余裕があり、効率的に学習したいのであれば、指導を受けるのが一番です。覚えるべきポイントや覚え方、後回しにしてもよい内容など、テキストからは読み取れないことも多くあります。合格までの最短距離を指示してくれます。

 独学では理解不足やあやふやな知識などで、対応しきれない場合もありますが、通学や独学、どちらにしても最終的には演習量がものをいいます。学習の進め方など、自分自身のスタイルを確立することも必要です。毎日少しずつ学習する、又は土日に必ず学習するなど、継続的な努力と自己管理が必要となります。独学は通学に比べハードルは高くなりますが、独学でも十分合格できる資格だと考えております。

5-2. 試験日までの学習計画をつくろう

 独学で2級FPに合格するためには、ある程度の計画的な学習が必要です。個々のやりやすい方法で進めるのが一番ですが、ここでは計画の立て方をご紹介いたします。

5-2-1. 「合格するためには,繰り返し問題を解くことが不可欠である」

なるべく、過去問や類似問題を数多く解きたい。FPの試験では時事的な問題が出題されるものの、基本的には同じ論点の問題が繰り返し出題されている。何度も問題を解き、慣れてしまうことが合格への近道である。

5-2-2. 「目標の受検日を決める」

 ただテキストを買って読んでいるだけではモチベーションを保つのは難しい。2級FPは年3回、1月、5月、9月に実施されるため、何か月後の試験を目標とするか決める。

5-2-3. 「問題を解く期間を確保する」

 試験までの月数がわかれば、問題を解くための期間を逆算する。個々の状況によるが、演習期間として2、3か月はほしい。試験前の1か月は、最新の過去問解き、総復習にあてると、試験前の3、4か月はひたすら問題を解くための期間となる。

5-2-4. 「テキスト(解説)を読む・覚える」

 問題を解くのに必要な期間がわかれば、今からどのくらいでテキストを覚えなえればならないかわかる。テキストを完全に覚える必要はなく、ある程度は問題演習をしながら覚えることになる。

 ただ、テキストをほとんど覚えないで問題演習に入ると、解ける問題が少なくなり、やる気がなくなってしまう。テキストをほぼ覚えてしまえば、解ける問題が増えるが、時間がかなりかかり、問題演習に費やす時間がなくなる可能性がある。

 テキストを何度か読み、問題を解いてみて、歯が立たなければもう少し覚えることに時間を費やすようにする。これは個人により差がでるため、何とも言えないが、早く試験対策を始めるほど、対応はしやすくなる。

(6か月前)FP資格取得へ向けて学習開始
[教材選び]インプット学習に必要な、市販のテキストを選び、購入する。数冊を見比べ、内容が濃いそうなものは避ける。知識の量に差がなさそうな、2、3冊を選び、その中から1冊を選ぶ。
(5か月前)
6課目一通り読む。
(4ヵ月前) ※インプット学習終了
6課目、暗記しながら読む。
(3ヵ月前)
 課目別に問題を解く。一問一問丁寧に解く。インプット学習で覚えていないところ、勘違いしているところを発見するために、解説をよく読むことも大切だが、テキストのどこに書いてあったか確認する。書いてなければ、テキストにメモしておく。
(2ヵ月前)
1回目の問題演習で、理解不足だったところ、覚えていなかったところを中心に、2回目の演習をする。時間があれば、もう一度すべて解きなおしても良い。
(1ヵ月前)
試験日1ヵ月前には、時間を測って問題を解きたい。公開模試などの活用も検討する。この時期になると、新しいことを覚えるのは負担になるため、今まで学習した中で、自信のないものを中心におさらいをする。

5-2-5. 「勉強は自分の腦との会話である」

 勉強を進めていくとわかるが、内容ごとに大きく「1ヵ月経っても忘れない」「2週間過ぎると忘れる」「1週間で忘れてしまう」(期間は目安)に分けられる。内容をこれらに振り分け、自分の脳がどの状態にあるのか把握することが大切である。「1ヵ月経っても忘れない」知識は試験1ヵ月前に最終確認すればいいので、何度も繰り返して演習する必要がない。これを省くことで時間短縮をはかることができる。勉強する過程でなるべく「1ヵ月経っても忘れない」知識を増やしていくことも重要だ。次にいくら暗記をしてもすぐに忘れてしまう知識がある。これが「1週間で忘れてしまう」に該当する。これが多すぎると頭がパンクしてしまうので、なるべく少なくするのが勉強の目的の一つである。また試験直前までこの「1週間で忘れてしまう」知識に目を何度も通す。「1週間で忘れてしまう」が少なければ少ないほど、合格に近くなる。試験直前1ヵ月は、「1週間で忘れてしまう」と「2週間過ぎると忘れる」に時間をかけたい。これを実践するためには自分自身の脳がどのくらい覚えているか常に確認する必要がある。

勉強を継続させるコツ