(個人資産)2級FP 2016年9月 問15

問 15

《設 例》
Aさんは平成28年8月に病気により73歳で死亡した。Aさんには妻Bさん(68歳)との間に長女Cさん(45歳)、二女Dさん(40歳)および三女Eさん(38歳)の3人の子がいる。Aさん夫妻は二女Dさんの家族と同居をしていた。Aさんは、この自宅の敷地および建物を平成27年8月に妻Bさんに贈与しており、妻Bさんは、この贈与について「贈与税の配偶者控除」の適用を受けている。また、三女Eさんは、5年前にEさんの配偶者が事業を始めた際にAさんから開業資金として現金の贈与を受けているため、相続を放棄する予定である。
なお、Aさんは遺言を作成していなかったため、遺産分割について相続人で協議を行う必要がある。
Aさんの親族関係図は以下のとおりである。

201000007

Aさんの相続における課税遺産総額(「課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額」)が2億7,000万円であった場合の相続税の総額を計算した下記の表の空欄①~④に入る最も適切な数値を求めなさい。なお、三女Eさんは所定の手続によりAさんの相続を放棄するものとする。また、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

201000008

[解答] ① 5,400(万円) ② 3,700(万円) ③ 700(万円) ④ 5,800(万円)
[解説]
法定相続人は、妻Bさん、長女Cさん、二女Dさん、三女Eさんの4人なので、基礎控除額は、3,000万円+600万円×4=5,400万円・・・①
課税遺産総額を法定相続分で相続したとし、それぞれの相続税額を算出する。
妻Bさん(1/2) 2億7,000万円×1/2=13,500万円 13,500万円×40%-1,700万円=3,700万円・・・②
長女Cさん(1/6) 2億7,000万円×1/6=4,500万円 4,500万円×20%-200万円=700万円・・・③
総額は、3,700万円+700万円×3=5,800万円・・・④
相続税の総額を算出する際には、法定相続分を使用するため、相続放棄した者がいても、放棄しなかったものとして取り扱う。

解答解説