2級FP 2016年1月 問題51

問題 51
贈与契約に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 定期贈与契約は、原則として、贈与者または受贈者の死亡により効力を失う。

    [解答解説] ◯
    贈与は契約なので、死亡により効力を失う。

  2. 死因贈与契約は、贈与者の一方的な意思表示により成立する。

    [解答解説] ×
    双方の意思の合意が必要である(一方の意思表示では成立しない)。

  3. 死因贈与契約の贈与者は、原則として、遺言によりその契約を撤回することができる。

    [解答解説] ◯
    死因贈与は、死亡時に発生するため、その時まで履行されていない。よって、遺言によって契約を撤回することができる。

  4. 負担付贈与契約の贈与者は、その負担の限度において、売買契約の売主と同様の担保責任を負う。

    [解答解説] ◯
    例えば、建物に瑕疵があり、そのことを知っていた場合で、受贈者が損害を負った場合、贈与者は負担を限度に責任を負う(民法551条)。受贈者に負担があるにもかかわらず、期待していた効力のないものを受け取ることになってしまうため。

[解答] 2
[解説]
<贈与契約のポイント>
・定期贈与、死因贈与、負担付贈与、単純贈与は贈与の種類で、双方の意思の合意が必要である(一方の意思表示では成立しない)。
・書面による契約での撤回には、双方の承諾が必要である。
・口頭による贈与は、履行されていない部分については、いつでも撤回できる。
・死因贈与は、死亡により発生する贈与で、相続税の対象となる。
・遺贈と死因贈与は似ているが、遺贈は遺言により財産を譲り渡すことで、一方的な意思表示で成立する。

解答解説