問 10

《設 例》
会社員のAさんは、妻Bさん、長男Cさん、二男Dさんおよび母Eさんとの5人家族である。Aさんは、平成28年中に「ふるさと納税」の制度を利用して、12の地方自治体に計9万円の寄附を行っている。また、Aさんは、平成28年中に妻Bさんの入院・手術費用として医療費20万円を支払ったため、医療費控除の適用を受ける予定である。
Aさんとその家族に関する資料および平成28年分の収入等に関する資料は、以下のとおりである。

<Aさんとその家族に関する資料>
Aさん (53歳) : 会社員
妻Bさん (48歳) : 専業主婦。平成28年中の収入はない。
長男Cさん(21歳) : 大学生。平成28年中の収入はない。
二男Dさん(17歳) : 高校生。平成28年中の収入はない。
母Eさん (79歳) : 平成28年中の収入は、公的年金のみであり、その収入金額は90万円である。

<Aさんの平成28年分の収入等に関する資料>
(1) 給与所得の金額 : 1,000万円
(2) 一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金
契約年月 : 平成21年4月
契約者(=保険料負担者)・被保険者 : Aさん
死亡保険金受取人 : 妻Bさん
解約返戻金額 : 700万円
一時払保険料 : 500万円
(3) 一時払終身保険の解約返戻金
契約年月 : 平成24年6月
契約者(=保険料負担者)・被保険者 : Aさん
死亡保険金受取人 : 妻Bさん
解約返戻金額 : 980万円
一時払保険料 : 1,000万円
※妻Bさん、長男Cさん、二男Dさんおよび母Eさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
※Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
※Aさんとその家族の年齢は、いずれも平成28年12月31日現在のものである。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

所得税の計算における所得控除に関する以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のイ~リのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。

所得控除は基礎控除を含め14種類あるが、そのうち( ① )、医療費控除および寄附金控除の3種類の所得控除については、年末調整では適用を受けることができないため、これらの控除の適用を受けるためには所得税の確定申告が必要となる。
ただし、寄附金控除については平成27年度税制改正において、給与所得者等が寄附を行った場合には確定申告を不要とする「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が創設されている。なお、寄附者が確定申告を行った場合、または1年間に( ② )団体を超える都道府県もしくは市町村に対して寄附を行った場合は、この特例制度は適用されない。
Aさんの平成28年分の医療費控除額を求める計算式は、下記の<算式>のとおりである。医療費控除は、Aさんのように総所得金額等の合計額が( ③ )万円以上である者の場合、その年中に支払った医療費の総額が10万円を超えていなければ、その適用を受けることはできない。

201000013

〈語句群〉
イ.5 ロ.7 ハ.10 ニ.100 ホ.200 へ.300 ト.雑損控除 チ.配偶者特別控除 リ.住宅借入金等特別控除

[解答] ① ト  ② イ ③ ホ 
[解説]
① 年末調整で控除が受けられないのは、医療費控除、寄附金控除、雑損控除の3つである。住宅借入金等特別控除は、初年度は確定申告が必要であるが、次年度以降年末調整で控除可能である。
② 「ふるさと納税ワンストップ特例制度」は、寄附者が確定申告を行った場合、または1年間に5団体を超える都道府県もしくは市町村に対して寄附を行った場合は、この特例制度は適用されない。
③ なお、200万円未満の場合は、総所得金額×5%を控除する。

解答解説

≪問9  問11≫

2016年9月 2級FP解答解説一覧(生保顧客)

Leave Comment

メールアドレスは公開されません。 *は必須です。

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

clear formSubmit