2級FP過去問解説(学科)2014年9月【問題24】債券

問題24

一般的な債券の仕組みや特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 利付債の表面利率とは、債券の購入金額に対する年間利子額の割合のことである。
  2. ゼロ・クーポン債は、利子(クーポン)の支払いがなく、額面金額よりも低い価格で発行され、額面金額で償還される債券である。
  3. デュアルカレンシー債は、購入代金の払込みおよび利払いの通貨と、償還される通貨が異なる債券である。
  4. 転換社債型新株予約権付社債は、特定の価格(転換価額)で株式に転換することができる権利が付いた債券である。

[正解]  (不適切)

[解説]

  1. 利付債の表面利率とは、債券の購入金額に対する年間利子額の割合のことである。
  2. [解説]
    不適切である。債券の額面金額に対する利子の割合

  3. ゼロ・クーポン債は、利子(クーポン)の支払いがなく、額面金額よりも低い価格で発行され、額面金額で償還される債券である。
  4. [解説]
    適切である。

  5. デュアルカレンシー債は、購入代金の払込みおよび利払いの通貨と、償還される通貨が異なる債券である。
  6. [解説]
    適切である。

  7. 転換社債型新株予約権付社債は、特定の価格(転換価額)で株式に転換することができる権利が付いた債券である。
  8. [解説]
    適切である。


[要点のまとめ]
債券

    目次

  1. 債券
  2. 債券の基礎知識
  3. 債券の利回り
  4. 個人向け国債

1 債券

債券は国や企業が投資家からお金を借りるために発行する借用証書のことで、国が発行する国債・個人向け国債、地方公共団体が発効する地方債、企業が発行する社債などがある。

2 債券の基礎知識

・市場金利が上昇すると、債券価格は下落する。逆に市場金利が下落すると、債券価格は上昇する。
・債券の残存期間が長いほど、金利変動による債券価格の変動幅は大きくなる。
・債券の利率が低いほど、金利変動による債券価格の変動幅は大きくなる。

3 債券の利回り

1. 応募者利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率+\frac{額面(100円)-発行価格}{償還期限(年)}}{発行価格}✕100\\
\end{align*}

2. 最終利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率+\frac{売却価格-購入価格}{残存年数(年)}}{購入価格}×100\\
\end{align*}

3. 所有期間利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率+\frac{売却価格-購入価格}{所有期間(年)}}{購入価格}×100\\
\end{align*}

4. 直接利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率}{購入価格}×100\\
\end{align*}

4 個人向け国債

1. 変動10年
(1) 適用利率:基準金利 × 0.66
(2) 最低保証金利:0.05%
(3) 利払:半年ごと
(4) 中途換金:直前2回分の利子相当額 × (100% – 20.315%)
  1年経過後に換金可能

2. 固定5年
(1) 適用利率:基準金利 – 0.05%
(2) 最低保証金利:0.05%
(3) 利払:半年ごと
(4) 中途換金:直前2回分の利子相当額 × (100% – 20.315%)
  1年経過後に換金可能

3. 固定3年
(1) 適用利率:基準金利 – 0.03%
(2) 最低保証金利:0.05%
(3) 利払:半年ごと
(4) 中途換金:直前2回分の利子相当額 × (100% – 20.315%)
  1年経過後に換金可能


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