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問題 41
不動産の価格に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 地価公示の公示価格は、毎年7月1日を価格判定の基準日としている。
[解答解説] ×
不適切である。公示価格の基準日は毎年1月1日である。毎年7月1日を基準日としているのは基準値標準価格である。 - 都道府県地価調査の基準地の標準価格は、各都道府県に設置された土地鑑定委員会が判定する。
[解答解説] ×
不適切である。基準値標準価格は都道府県知事が判定する。なお、公示価格は国土交通省の土地鑑定委員会が判定する。 - 相続税路線価は、地価公示の公示価格の70%を価格水準の目安として設定されている。
[解答解説] ×
不適切である。相続税路線価(相続税評価額)は、公示価格の80%を目安としている。 - 固定資産税評価額は、原則として、市町村長が固定資産評価基準により決定する。
[解答解説] ○
適切である。固定資産税評価額は、市町村長が決定する。
[解答] 4
[解説]
土地の価格については出題頻度の高い内容なので、次の表で確認しておこう。
[解説]
土地の価格については出題頻度の高い内容なので、次の表で確認しておこう。
公示価格 | 基準地標準価格 | 相続税評価額 | 固定資産税評価額 | |
発表機関 | 国土交通省 | 都道府県 | 国税庁 | 市町村 |
利用目的 | 一般の取引価格の指標 | 一般の取引価格の指標 | 相続税や贈与税の基準 | 固定資産税や不動産取得税の基準 |
基準日 | 毎年1月1日 | 毎年7月1日 | 毎年1月1日 | 3年ごと1月1日 |
公表日 | 3月下旬 | 9月下旬 | 7月1日 | 3月(4月) |
評価割合 | ー | ー | 80% | 70% |
※公示価格:土地鑑定委員会が、2人以上の不動産鑑定士の鑑定評価を求め、その結果を審査し、必要な調整を行って、当該標準地の1平方メートル当たりの正常な価格を判定
※基準地標準価格:知事が毎年7月1日時点の基準地の標準価格を判定
解答解説[表示]