2級FP過去問解説(学科)2018年5月【問題10】中小法人の資金計画

問題10

貸借対照表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 「有形固定資産」には、土地や建物、機械設備が計上されており、いずれも一定の耐用年数に基づき減価償却が行われる。
  2. 「無形固定資産」には、特許権やソフトウエアが計上されており、いずれも一定の耐用年数に基づき減価償却が行われる。
  3. 「投資その他の資産」には、長期貸付金や出資金などが計上されている。
  4. 「流動負債」には、買掛金や短期借入金などが計上されている。

[正解]  (不適切)

[解説]

  1. 「有形固定資産」には、土地や建物、機械設備が計上されており、いずれも一定の耐用年数に基づき減価償却が行われる。
  2. [解説]
    不適切である。土地は減価償却は行わない。「有形固定資産」は建物や機械設備などが計上され、一定の耐用年数に基づき減価償却が行われる。たとえば鉄筋コンクリート造の事務所の耐用年数は50年と定められている。建物は使用するにつれ価値が下がるため帳簿上も定額法で減額していくが、土地は使用することで価値が下がらないため減価償却の考えは適用されない。

  3. 「無形固定資産」には、特許権やソフトウエアが計上されており、いずれも一定の耐用年数に基づき減価償却が行われる。
  4. [解説]
    適切である。建物や機械設備など形のない資産は「無形固定資産」として減価償却が行われる。

  5. 「投資その他の資産」には、長期貸付金や出資金などが計上されている。
  6. [解説]
    適切である。問題文のとおり、「投資その他の資産」には、長期貸付金や出資金などが計上される。資産の部は大きく流動資産と固定資産があり、固定資産には有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産がある。投資その他の資産は、固定資産のうち、有形・無形どちらにも属さないものとなることから判断すればよい。

  7. 「流動負債」には、買掛金や短期借入金などが計上されている。
  8. [解説]
    適切である。問題文のとおり、買掛金や短期借入金などは「流動負債」に計上する。負債の部には流動負債と固定負債があり、1年未満に返済できる負債を流動負債、1年以上の負債を固定負債という。


[要点のまとめ]
中小法人の資金計画

    目次

1 中小法人の資金計画


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