問題21
銀行等の金融機関で取り扱う預金商品に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
- オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、一般に、預金者の判断によって満期日を延長できる。
- 貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
- 決済用預金は、決済用預金以外の預貯金の預入残高および利息の額にかかわらず、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円およびその破綻日までの利息の額までに限り預金保険制度により保護される。
- スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
- オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、一般に、預金者の判断によって満期日を延長できる。
- 貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
- 決済用預金は、決済用預金以外の預貯金の預入残高および利息の額にかかわらず、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円およびその破綻日までの利息の額までに限り預金保険制度により保護される。
[解説]
適切である。問題文のとおり、スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。なおスーパー定期の預入期間1ヶ月以上10年以内で、固定金利となっている。また預入期間3年未満は単利型のみ、3年以上は単利型と半年複利型の選択が可能となっている。
[解説]
不適切である。仕組預金はオプション取引などのデリバティブを組み込んだ商品で、元本割れする可能性のある商品である。円仕組預金と外貨仕組預金があるが、預入期間や満期時の受取通貨の種類が決まっておらず、金融機関の判断で満期日が決定される。
[解説]
不適切である。貯蓄預金は残高に応じて金利が変動する商品で、自動支払口座や自動受取口座として利用することはできない。
[解説]
不適切である。決済用預金は、全額保護される。
貯蓄型金融商品
1 利息計算
1. 利息額の求め方
(1) n年後の元金+利息額を求めるには、次の算式を使う。
n年後の元利合計額 = 元金 × (1 + 年利率) \(^{n}\)
(2) n年後の利息額を求めるには、次の算式を使う。
n年後の元利合計額 = 元金 × 年利率\(^{n}\)
2. 電卓で累乗計算をする
(例)3乗の場合
(1) カシオ系:「× 2回」、「= 2回」
(2) シャープ系:「× 1回」、「= 2回」
2 ゆうちょ銀行
1. 預入限度額
・1預金者につき通常預金1,300万円、定期性貯金1,300万円の合計2,600万円が預入限度額となる。
・2016年4月に1,000万円から1,300万円に増額
2019年4月に合計2,600万円に増額