問題10
下記<A社の貸借対照表>に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、A社の平均月商は100百万円であるものとする。
- A社の売上債権回転期間は、3ヵ月である。
- A社の所要運転資金(経常運転資金)は、100百万円である。
- A社の当座比率は、120%である。
- A社の固定長期適合率は、80%である。
[正解] 3 (不適切)
[解説]
- A社の売上債権回転期間は、3ヵ月である。
- A社の所要運転資金(経常運転資金)は、100百万円である。
- A社の当座比率は、120%である。
- A社の固定長期適合率は、80%である。
[解説]
不適切である。売上債権回転期間は、「売上債権 ÷ 売上高」で求める。また売上債権は、受取手形と売掛金の合計である。
(120 + 180) ÷ 100 = 3ヶ月
[解説]
不適切である。所要運転資金(経常運転資金)は、「売上債権 + 棚卸資産 – 買入債務」で求める。また買入債務は支払手形と買掛金の合計である。
300 + 100 – (140 + 160) = 100百万円
[解説]
適切である。当座比率は、「当座資産 ÷ 流動負債 × 100」で求める。当座資産は、現金及び預金、受取手形、売掛金の合計である。
(200 + 120 + 180) ÷ 500 × 100 = 100%
[解説]
不適切である。固定長期適合率は、「固定資産 ÷ (自己資本 + 固定負債) × 100」で求める。
400 ÷ (300 + 200) × 100 = 80%
[要点のまとめ]