問題17
傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
- 普通傷害保険の保険料率は、被保険者の年齢や性別、職種による差異はない。
- 家族傷害保険では、記名被保険者またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は被保険者となる。
- 海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害を補償の対象としており、国内移動中の事故によって被った損害は補償の対象とならない。
- 国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。
- 普通傷害保険の保険料率は、被保険者の年齢や性別、職種による差異はない。
- 家族傷害保険では、記名被保険者またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は被保険者となる。
- 海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害を補償の対象としており、国内移動中の事故によって被った損害は補償の対象とならない。
- 国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。
[解説]
不適切である。普通傷害保険の保険料率は、被保険者の年齢や性別による差異はないが、職種による差異はある。
[解説]
適切である。家族傷害保険では、記名被保険者またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は被保険者となる。
[解説]
不適切である。海外旅行傷害保険では、自宅から自宅までの間の事故によって被った損害を補償の対象としているため、国内移動中の事故によって被った損害も補償の対象である。
[解説]
不適切である。国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象外である。
損害保険商品③
1 傷害保険
1 普通傷害保険
国内外問わず、業務内外問わず、補償の対象となる。病気や細菌性食中毒、地震や噴火・津波を原因とする傷害は対象外
2 家族傷害保険
国内外問わず、業務内外問わず、補償の対象となる。病気や細菌性食中毒、地震や噴火・津波を原因とする傷害は対象外
3 国内旅行傷害保険
国内旅行中の傷害を補償する保険で、地震などによる傷害は対象外だが、細菌性食中毒は補償の対象となる。
4 海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険とは違い、地震等による傷害も対象となる。細菌性食中毒も補償の対象である。
図解 地震と細菌性食中毒への補償
地震 | 細菌性食中毒 | |
普通傷害保険 | × | × |
家族傷害保険 | × | × |
国内旅行傷害保険 | × | ○ |
海外旅行傷害保険 | ○ | ○ |
2 賠償責任保険
PL保険 生産物賠償責任保険 | 製造、販売した製品の欠陥で他人に損害を与えた場合への備え |
施設所有管理者 賠償責任保険 | 施設の不備による事故で他人に損害を与えた場合への備え |
請負業者賠償責任保険 | 請負業務中に他人に損害を与えた場合への備え |
受託者賠償責任保険 | 他人から預かった物を紛失したり、失くしたりした場合への備え |
個人賠償責任保険 | 日常生活で他人に損害を与えた場合への備え |
所得補償保険 | 働くことができなくなった場合への備え |
労働災害総合保険 | 労災保険の上乗せ給付 |
企業費用・利益保険 | 企業活動が停止した場合への備え |
機械保険 | 機械が損害を受けた場合への備え |
建設工事保険 | 建築中の建物に損害が生じた場合への備え |
個人賠償責任保険
個人賠償責任保険は、日常生活の事故で、他人にケガをさせたり、他人の財物を壊したりして法律上の損害賠償責任を負った場合に備えるための保険である。業務遂行中の損害や借り物の損害は対象外である。