(個人資産)2級FP 2018年1月 問6

《設 例》
会社員のAさん(59歳)は、これまで国内の預貯金を中心に資産を運用してきたが、定年退職時に受け取る退職金の一部を活用して運用対象を広げてみたいと考えており、下記のX株式会社の社債(以下、「X社債」という)および米ドル建て定期預金を運用対象として検討している。そこで、Aさんは、債券投資および外貨預金での運用について、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
Aさんが運用対象として検討しているX社債および米ドル建て定期預金に関する資料は、以下のとおりである。
〈X社債に関する資料〉
・発行会社 :国内の大手企業
・購入価格 :101.00円(額面100円当たり)
・表面利率 :0.6%
・利払日 :年2回(3月末日、9月末日)
・残存期間 :4年
・格付 :A
〈米ドル建て定期預金に関する資料〉
・預入金額 :20,000米ドル
・預入期間 :6カ月満期
・利率(年率) :0.5%(満期時一括支払)
・為替予約なし
・適用為替レート(円/米ドル)

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問6 Aさんが、《設例》の条件で円貨を米ドルに換えて米ドル建て定期預金に20,000米ドルを預け入れ、満期を迎えた場合の円ベースでの運用利回り(単利による年換算)を計算した次の〈計算の手順〉の空欄①~④に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、預入期間6カ月は0.5年として計算し、手数料や税金は考慮しないものとする。また、④は、%表示の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。
〈計算の手順〉
・預入時に必要な円貨の額
( ① )円
・満期時における米ドルベースでの元利金の額
( ② )米ドル
・満期時における円ベースでの元利金の額
( ③ )円
・円ベースでの運用利回り(単利による年換算)
( ④ )%

[解答]① 2,160,000(円) ② 20,050(米ドル) ③ 2,185,450(円) ④ 2.36(%)
[配点(予想)]① 1 ② 1 ③ 1 ④ 2
[難易度]① A ② A ③ A ④ B
[解説]
① 預入時に円から米ドルに換えるときには、TTS(銀行が米ドルを売る)を使う。よって、20,000米ドル×108=2,160,000(円)
② 20,000米ドル×0.005÷2=50米ドル(利息) よって、元利金の額は、20,050米ドル
③ 満期時に米ドルから円に換えるときには、TTB(銀行が米ドルを買う)を使う。よって、20,050米ドル×109=2,185,450(円)
④ 利回りは、利益を投資額で割ると求めることができる。円ベースの利益額は、2,185,450-2,160,000=25,450(円)なので、25,450×2÷2,160,000×100=2.356% よって、2.36%となる。ポイントは年換算であること。これまで求めた利息額は半年分なので倍にしなければならない。一連の計算問題は頻出なので、慣れるまで何度も解いていれば気づけるだろう。

解答解説[表示]