(個人資産)2級FP 2017年9月 問2

《設 例》
会社員のAさん(59歳)は、妻Bさん(54歳)との2人暮らしである。Aさんは、大学卒業後から現在に至るまでX社に勤務している。Aさんは、平成29年11月にX社を満60歳で定年退職する予定であり、その後は再就職等はせずに自らの趣味を楽しみながら生活したいと考えている。そこで、Aさんは、退職後の社会保険について知りたいと考え、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
Aさんおよび妻Bさんに関する資料は、以下のとおりである。
〈Aさんおよび妻Bさんに関する資料〉
(1) Aさん(会社員)
生年月日:昭和32年11月26日
厚生年金保険、全国健康保険協会管掌健康保険、雇用保険に加入している。
〔公的年金の加入歴(見込みを含む)〕

(2) 妻Bさん(専業主婦)
生年月日:昭和38年6月17日
高校卒業後から26歳でAさんと結婚するまでは厚生年金保険に加入していた。
結婚後はAさんの被扶養配偶者として国民年金に加入している。また、Aさんが加入している健康保険の被扶養者である。
※妻Bさんは、現在および将来においても、Aさんと同居し、生計維持関係にあるものとする。
※Aさんおよび妻Bさんは、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問2
Aさんが、60歳でX社を退職し、その後再就職しない場合に、原則として65歳から受給することができる老齢厚生年金の年金額(平成29年度価額)を計算した次の空欄①、②に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。また、空欄③に入る語句を、解答用紙の「される/されない」のいずれかから選び、適切なものをマルで囲みなさい。計算にあたっては、《設例》および下記の〈資料〉を利用すること。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

1.報酬比例部分の額(円未満四捨五入)
( ① )円
2.経過的加算額(円未満四捨五入)
( ② )円
3.基本年金額(上記「1+2」の額)
□□□円
4.加給年金額(解答用紙の「される/されない」のいずれかをマルで囲むこと)
Aさんの場合、加給年金額は加算( ③ )。
5.老齢厚生年金の年金額
□□□円

[解答]① 1,021,579(円) ② 658(円) ③ される
[配点(予想)]① 1 ② 1 ③ 1
[難易度]① A ② A ③ A
[解説]
<資料>
の手順に従って計算すればいいが、練習しておかないと確実に正解できない。何度も繰り返し計算しよう。また問題の一つは要件を満たすかどうか、要件を覚えているかどうかを問われることが多い。
① 報酬比例部分の額を求める。
30万円×7.125/1,000×276=589,950円
45万円×5.481/1,000×175≒431,629円
589,950円+431,629円=1,021,579円
② 経過的加算額を求める。
1,625円×451―779,300円×451/480=732,875円-732,217円=658円
※経過的加算額は老齢厚生年金から支給されるので、加入月数は厚生年金のものを使用する。
③ 加給年金の要件を思い出そう。Aさんの被保険者期間は20年以上あり、妻は65歳未満である。よって妻が老齢基礎年金を受け取れる65歳になるまで加給年金を受け取ることができる。
・厚生年金保険の被保険者期間が20年以上あり、その人に生計を維持されている配偶者または子がいるときに加算される。
 ※配偶者は65歳未満であること、子は18歳到達年度の末日までの間の子または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子

解答解説[表示]


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