2級FP過去問解説(個人資産)2019年9月【問3】老齢年金の金額

【第1問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問1》~《問3》)に答えなさい。


《設 例》
X株式会社(以下、「X社」という)に勤務するAさん(45歳)は、高校卒業後、X社に入社し、現在に至るまで同社に勤務している。Aさんは、高校の同級生であった妻Bさん(45歳)と結婚し、現在は妻Bさんと長女Cさん(22歳)との3人暮らしである。
Aさんは、長女Cさんが今年4月に就職したことを機に、老後の生活資金等について、そろそろ準備をしておきたいと考えるようになった。そこで、Aさんは、懇意にしているファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
<Aさん夫妻に関する資料>
(1) Aさん(1973年8月12日生まれ・会社員)
・公的年金加入歴: 下図のとおり(60歳定年時までの見込みを含む)
・全国健康保険協会管掌健康保険、雇用保険に加入している。
・X社が実施している確定給付企業年金の加入者である。

(2) 妻Bさん(1973年6月20日生まれ・専業主婦)
・公的年金加入歴: 18歳からAさんと結婚するまでの3年間(36月)は、厚生年金保険に加入。結婚後は、国民年金に第3号被保険者として加入している。
・全国健康保険協会管掌健康保険の被扶養者である。
※妻Bさんは、現在および将来においても、Aさんと同居し、Aさんと生計維持関係にあるものとする。
※Aさんおよび妻Bさんは、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問3

Aさんが、60歳でX社を定年退職し、その後再就職およびX社の継続雇用制度を利用しない場合、原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2019年度価額)を計算した次の<計算の手順>の空欄①~④に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。計算にあたっては、《設例》の<Aさんとその家族に関する資料>および下記の<資料>に基づくこと。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

<計算の手順>
1.老齢基礎年金の年金額(円未満四捨五入)
( ① )円
2.老齢厚生年金の年金額
(1)報酬比例部分の額 : ( ② )円(円未満四捨五入)
(2)経過的加算額 : ( ③ )円(円未満四捨五入)
(3)基本年金額(②+③) : □□□円
(4)加給年金額(要件を満たしている場合のみ加算すること)
(5)老齢厚生年金の年金額 : ( ④ )円

<資料>



780,100(円) ②1,051,369(円)
380(円) ④1,441,849(円)

[解説]

1 老齢基礎年金の年金額
国民年金は20歳から60歳までの加入期間で判断するが、Aさんは18歳から60歳まで厚生年金保険に加入しているため、満額支給される。
よって、780,100(円)・・・①
2 老齢厚生年金の年金額
(1)報酬比例部分の額
・28万円×7.125/1,000×216月=430,920円
・40万円×5.481/1,000×283月=620,449.2円
・430,920円+620,449.2円=1,051,369.2円
よって、1,051,369(円)・・・②
(2)経過的加算額
・1,626円×480月―780,100円×480/480
 =780,480円-780,100円
 =380(円)・・・③
(3)基礎年金額
・1,051,369(円)+380(円)
 =1,051,749(円)
(4)加給年金額
・加給年金は、厚生年金保険の被保険者期間が20年以上あり、その人に生計を維持されている配偶者または子がいるときに加算される。
 ※配偶者は65歳未満であること、子は18歳到達年度の末日までの間の子または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子
・Aさんの厚生年金保険の被保険者期間は20年以上あり、妻BさんはAさんに生計を維持されている。
よって、加給年金の要件を満たしている。
 390,100(円)
(5)老齢厚生年金の年金額
・1,051,749(円)+390,100(円)
 =1,441,849(円)


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