2級FP過去問解説(個人資産)2020年1月【問4】社債と外貨建定期預金

【第2問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。


会社員のAさん(60歳)は、退職金の一部を活用して、国内の大手企業が発行するX社債(特定公社債)の購入を検討している。このほか、高い利回りが期待できる米ドル建定期預金にも興味を持っている。そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
<円建てのX社債に関する資料>
・発行会社 : 国内の大手企業
・購入価格 : 104.5円(額面100円当たり)
・表面利率 : 2.0%
・利払日 : 年1回
・残存期間 : 5年
・償還価格 : 100円
・格付 : A
<米ドル建定期預金に関する資料>
・預入金額 : 50,000米ドル
・預入期間 : 3カ月
・利率(年率) : 1.8%(満期時一括支払)
・為替予約なし
・適用為替レート(円/米ドル)

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問4

Mさんは、Aさんに対して、X社債および米ドル建定期預金に係る留意点について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

  1. 「X社債の格付は、A(シングルA)と評価されています。一般に、BBB(トリプルB)格相当以上の格付が付されていれば、投資適格債とされます」
  2. 「円建ての債券投資では、信用リスクや金利リスクに注意が必要です。一般に、市場金利が低下する局面では、債券価格は下落します」
  3. 「 外貨預金の魅力は、円建ての預金と比べて相対的に金利が高いことにあります。《設例》の米ドル建定期預金の場合、Aさんが満期時に受け取ることができる利息額(税引前)は、900米ドルになります」


[正解]
 ②× ③×

  1. 「X社債の格付は、A(シングルA)と評価されています。一般に、BBB(トリプルB)格相当以上の格付が付されていれば、投資適格債とされます」
  2. [解説]
    適切である。格付機関によって、符号や定義が若干異なるが、一般に、BBB(トリプルB)格相当以上の格付が付されていれば、投資適格債となる。

  3. 「円建ての債券投資では、信用リスクや金利リスクに注意が必要です。一般に、市場金利が低下する局面では、債券価格は下落します」
  4. [解説]
    不適切である。市場金利が低下する局面では、既発債の需要が高まるため、債券価格は上昇する。金利と債券価格は逆の動きをすると覚えておく。

  5. 「外貨預金の魅力は、円建ての預金と比べて相対的に金利が高いことにあります。《設例》の米ドル建定期預金の場合、Aさんが満期時に受け取ることができる利息額(税引前)は、900米ドルになります」
  6. [解説]
    不適切である。「50,000米ドル×0.018×3/12=225米ドル」となり、225米ドルが正しい。肢の900米ドルは、「3/12」していない金額である。なお、適用レートは使用しない。


<解説・みんなの評価>

「かなり分かりやすい解説だった」⇒ ☆5
「分かりやすい解説だった」⇒ ☆4
「もう少し詳しく解説してほしい」⇒ ☆3
「解説が分かりにくかった」⇒ ☆2
「解説に間違いがあった」⇒ ☆1
で評価をお願いします。解説の見直しに利用させていただきます。

解説に間違いがあった解説が分かりにくかったもう少し詳しく解説してほしい分かりやすい解説だったかなり分かりやすい解説だった
読み込み中...