2級FP過去問解説(個人資産)2020年9月 《問4》株価指標

【第2問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。


 会社員のAさん(40歳)は、将来に向けた資産形成のため、上場株式に投資したいと考えている。Aさんは、X社株式(東京証券取引所市場第一部)の配当利回りに魅力を感じているが、購入する前に国内の株式市場にも影響を与える米国の経済指標や上場株式の購入方法等について理解を深めたいと思っている。
 そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<X社株式の関連情報>
・株価  :3,800円   ・発行済株式数:8億株
・決算期 :2020年11月30日(月)(配当の権利が確定する決算期末)

※純資産の金額と自己資本の金額は同じである。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問4

《設例》の<X社株式の関連情報>および<X社の財務データ>に基づいて算出される次の①、②を求めなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は、%表示の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。

① 50期におけるROE(自己資本は49期と50期の平均を用いる)
② 50期における配当利回り



[正解]
13.01(円) ②3.16(円) 

[解説]

① ROE(自己資本利益率)(%)は、自己資本は株主が出資した資金のことで、自己資本でどのぐらい利益を上げたかをみる指標である。
 (算式) 税引後当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
 ・税引後当期純利益 255,000百万円
 ・自己資本 1,920,000 + 2,000,000 = 1,960,000百万円
 ・ROE(自己資本利益率)(%) 255,000百万円 ÷ 1,960,000百万円 × 100
  ≒ 13.01
なお、自己資本において前期と当期の平均を用いることについて、税引後当期純利益は1年間の成果であることに対して、自己資本は当期末の数値であるため、前期を加味している。
② 配当利回り(%)は、株価に対する配当金の割合で、どのくらいの配当金を受け取れるかをみるための指標である。
 (算式) 1株あたり配当金 ÷ 株価 × 100
 ・1株あたり配当金 96,000百万円 ÷ 8億株
 = 120円
 ・株価 3,800円
 ・配当利回り(%) 120円 ÷ 3,800円 × 100
= 3.15789・・・

[要点のまとめ]

解説者

FPオフィスベストライフ代表。CFP®認定者・宅建士(未登録)などの資格を保有し、個人相談や執筆業務を行っています。FP資格関連では、LEC東京リーガルマインド、職業訓練校、アガルートなどでFP講師、FP資格の解説本を執筆・校閲した経験があります。
※誤字脱字・解答解説ミスなどございましたら、ページ下よりご報告いただけると幸いです。

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