2級FP過去問解説(個人資産)2020年9月 《問5》米国の経済指標

【第2問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。


 会社員のAさん(40歳)は、将来に向けた資産形成のため、上場株式に投資したいと考えている。Aさんは、X社株式(東京証券取引所市場第一部)の配当利回りに魅力を感じているが、購入する前に国内の株式市場にも影響を与える米国の経済指標や上場株式の購入方法等について理解を深めたいと思っている。
 そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<X社株式の関連情報>
・株価  :3,800円   ・発行済株式数:8億株
・決算期 :2020年11月30日(月)(配当の権利が確定する決算期末)

※純資産の金額と自己資本の金額は同じである。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問5

Mさんは、Aさんに対して、米国の経済指標等について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

  • ① 「米国のISM製造業景況感指数は、製造業の購買・供給管理責任者を調査対象にした企業の景況感を反映した指標です。通常、当該指数が100%を上回ると景気拡大、100%を下回ると景気後退と判断されます」
  • ② 「米国の雇用統計は、米国の労働省から四半期ごとに発表される指標です。非農業部門雇用者数や失業率などの数値は、株式市場や為替市場などの市場参加者が注視する重要な経済指標です」
  • ③ 「 米国の政策金利は、連邦準備制度理事会(FRB)が開催する連邦公開市場委員会(FOMC)により決定されます。2019年は、米国景気の堅調さを反映し、3回の利上げを行っています」


[正解]
 ×  ② ×  ③ × 

[解説]

  1. ① 「米国のISM製造業景況感指数は、製造業の購買・供給管理責任者を調査対象にした企業の景況感を反映した指標です。通常、当該指数が100%を上回ると景気拡大、100%を下回ると景気後退と判断されます」
  2. [解説]
    不適切である。ISM製造業景況感指数は、全米供給管理協会(ISM)が公表しているアメリカの製造業の景況感を示す指数である。製造業企業にアンケートを行い、数値が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退と判断される。

  3. ② 「米国の雇用統計は、米国の労働省から四半期ごとに発表される指標です。非農業部門雇用者数や失業率などの数値は、株式市場や為替市場などの市場参加者が注視する重要な経済指標です」
  4. [解説]
    不適切である。米国雇用統計は、アメリカの雇用の情勢(失業している人数や就業している人数など)を調査した統計で、原則、毎月第1金曜日に発表される。

  5. ③ 「米国の政策金利は、連邦準備制度理事会(FRB)が開催する連邦公開市場委員会(FOMC)により決定されます。2019年は、米国景気の堅調さを反映し、3回の利上げを行っています」
  6. [解説]
    不適切である。米国の政策金利は、連邦準備制度理事会(FRB)が開催する連邦公開市場委員会(FOMC)により決定される。2019年は、3回の利下げを行っている。

[要点のまとめ]

解説者

FPオフィスベストライフ代表。CFP®認定者・宅建士(未登録)などの資格を保有し、個人相談や執筆業務を行っています。FP資格関連では、LEC東京リーガルマインド、職業訓練校、アガルートなどでFP講師、FP資格の解説本を執筆・校閲した経験があります。
※誤字脱字・解答解説ミスなどございましたら、ページ下よりご報告いただけると幸いです。

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