2級FP過去問解説(個人資産)2020年9月 《問14》相続税の総額の計算

【第5問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。


 株式会社X社(非上場会社・製造業、以下、「X社」という)の代表取締役社長であるAさん(73歳)は、自宅で妻Bさん(73歳)と長男Cさん(46歳)家族と同居している。Aさんは、3年後をめどに、X社の専務取締役である長男Cさんに事業を承継する予定である。Aさんは、妻Bさんに自宅および相応の現預金等を相続させ、長男CさんにX社株式およびX社本社敷地・建物を承継する予定である。
 二男Dさん(41歳)は、県外の企業に勤務しており、地元に戻ってくる予定はない。
二男Dさんからは「子どもが大きくなる前に戸建て住宅を購入しようと考えている。
資金を援助してほしい」と頼まれている。Aさんは、二男Dさんのために、資金援助をしたいと思っている。



※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問14

現時点(2020年9月13日)において、Aさんの相続が開始した場合における相続税の総額を試算した下記の表の空欄①~③に入る最も適切な数値を求めなさい。なお、相続税の課税価格の合計額は9億円とし、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。




[正解]
 4,800 (万円) ② 6,885 (万円) ③ 30,870 (万円) 

[解説]

(b) 遺産に係る基礎控除額
 法定相続人は、妻Bさん、長男Cさん、二男Dさんである。
 よって、3,000万円 + 600万円 × 3 = 4,800万円・・・①
※課税遺産総額
 9億円 - 4,800万円 = 8億5,200万円
(c) 相続税の総額
・法定相続分
 妻Bさん
 8億5,200万円 × 1/2 = 4億2,600万円
 長男Cさん
8億5,200万円 × 1/4 = 2億1,300万円
 二男Dさん
8億5,200万円 × 1/4 = 2億1,300万円
・相続税
 妻Bさん
 4億2,600万円 × 50% – 4,200万円
= 1億7,100万円
 長男Cさん
2億1,300万円 × 45% – 2,700万円
 = 6,885万円
 二男Dさん
2億1,300万円 × 45% – 2,700万円
 = 6,885万円
・相続税の総額
 1億7,100万円 + 6,885万円 + 6,885万円
= 3億870万円

[要点のまとめ]

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