2級FP過去問解説(個人資産)2021年1月 《問4》

【第2問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。


 会社員のAさん(40歳)は、預貯金を500万円程度保有しているが、上場株式を購入した経験がない。Aさんは、証券会社でNISA口座を開設し、同じ業種のX社株式またはY社株式(2銘柄とも東京証券取引所市場第一部上場)を同口座で購入したいと考えている。そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<株価データ>
 X社:株価1,250円、発行済株式数5億株、1株当たり年間配当金40円
 Y社:株価1,354円、発行済株式数2億株、1株当たり年間配当金50円

  • ※《設例》および各問において、以下の名称を使用している。
  • ・少額投資非課税制度に係る非課税口座を「NISA口座」という。
  • ・非課税上場株式等管理契約に係る少額投資非課税制度を「一般NISA」といい、当該非課税管理勘定を「一般NISA勘定」という。
  • ・非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度を「つみたてNISA」といい、当該累積投資勘定を「つみたてNISA勘定」という。
  • ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

《問4》

《設例》のデータに基づいて算出される次の①、②を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。

  • ① X社およびY社のROE
  • ② X社およびY社のPER


[正解]
 X社:10.18 (%)  Y社:8.33 (%)
 X社:11.16 (倍)  Y社:13.54 (倍)

[解説]

① X社およびY社のROE
 ROE(自己資本利益率)(%)は、自己資本は株主が出資した資金のことで、自己資本でどのぐらい利益を上げたかをみる指標である。
 (算式) 税引後当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
・X社のROE:56,000百万円 ÷ 550,000百万円 × 100
 = 10.1818・・・
・Y社のROE:20,000百万円 ÷ 240,000百万円 × 100
  = 8.333・・・
② X社およびY社のPER
 PER(株価収益率)(倍)は、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標で、同業他社と比べPERが低い銘柄は割安と判断する。
 (算式) 株価 ÷ 1株あたり純利益(EPS)
・X社のPER:1,250円 ÷ 112円
 = 11.1607・・・
 ※1株あたり純利益:56,000百万円 ÷ 5億株 = 112円
・Y社のPER:1,354円 ÷ 100円
  = 13.54
 ※1株あたり純利益:20,000百万円 ÷ 2億株 = 100円

[要点のまとめ]

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