2級FP過去問解説(個人資産)2021年1月 《問6》

【第2問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。


 会社員のAさん(40歳)は、預貯金を500万円程度保有しているが、上場株式を購入した経験がない。Aさんは、証券会社でNISA口座を開設し、同じ業種のX社株式またはY社株式(2銘柄とも東京証券取引所市場第一部上場)を同口座で購入したいと考えている。そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<株価データ>
 X社:株価1,250円、発行済株式数5億株、1株当たり年間配当金40円
 Y社:株価1,354円、発行済株式数2億株、1株当たり年間配当金50円

  • ※《設例》および各問において、以下の名称を使用している。
  • ・少額投資非課税制度に係る非課税口座を「NISA口座」という。
  • ・非課税上場株式等管理契約に係る少額投資非課税制度を「一般NISA」といい、当該非課税管理勘定を「一般NISA勘定」という。
  • ・非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度を「つみたてNISA」といい、当該累積投資勘定を「つみたてNISA勘定」という。
  • ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

《問6》

Mさんは、Aさんに対して、NISAについて説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

  • ① 「 NISA口座で上場株式を購入する場合は、一般NISAを利用してください。つみたてNISA勘定に受け入れることができる対象商品は、所定の要件を満たす公募株式投資信託やETFですので、上場株式をつみたてNISA勘定に受け入れることはできません」
  • ② 「 一般NISAとつみたてNISAは、同一年中において、併用して新規投資等に利用することができませんので、どちらか一方を選択して、利用することになります」
  • ③ 「 2020年度税制改正により、2021年中に一般NISA勘定に新規で受け入れることができる非課税投資枠は、年間120万円から102万円に見直されています」


[正解]
 ○  ② ○  ③ × 

[解説]

  1. ① 「 NISA口座で上場株式を購入する場合は、一般NISAを利用してください。つみたてNISA勘定に受け入れることができる対象商品は、所定の要件を満たす公募株式投資信託やETFですので、上場株式をつみたてNISA勘定に受け入れることはできません」
  2. [解説]
    適切である。つみたてNISA勘定に受け入れることができる対象商品は、所定の要件を満たす公募株式投資信託やETFである。

  3. ② 「 一般NISAとつみたてNISAは、同一年中において、併用して新規投資等に利用することができませんので、どちらか一方を選択して、利用することになります」
  4. [解説]
    適切である。一般NISAとつみたてNISAは、同一年中において、併用して新規投資等に利用することはできない。

  5. ③ 「2020年度税制改正により、2021年中に一般NISA勘定に新規で受け入れることができる非課税投資枠は、年間120万円から102万円に見直されています」
  6. [解説]
    不適切である。非課税期間5年間の一般NISAは、積み立てを行っている場合には別枠の非課税投資を可能とする2階建ての制度に見直され、口座開設可能期間が5年延長される。これは2024年から開始される新NISAの内容で、1階は20万円、2階は102万円が非課税投資枠となる。1階はつみたてNISAと同様の所定の要件を満たす公募株式投資信託やETF、2階は上場株式や公募株式投資信託等が対象となる。

[要点のまとめ]

解説者

FPオフィスベストライフ代表。CFP®認定者・宅建士(未登録)などの資格を保有し、個人相談や執筆業務を行っています。FP資格関連では、LEC東京リーガルマインド、職業訓練校、アガルートなどでFP講師、FP資格の解説本を執筆・校閲した経験があります。
※誤字脱字・解答解説ミスなどございましたら、ページ下よりご報告いただけると幸いです。

FP試験研究所をフォローする
2級FP/2021年1月(個人資産)
FP講師による【2級FP】過去問解答解説
error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました