2級FP過去問解説(個人資産)2021年5月《問4》株式

【第2問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。


 会社員のAさん(40歳)は、預貯金を500万円程度保有している。Aさんは、老後の生活資金を準備するために、長期的な資産形成を図りたいと思っているが、上場株式や投資信託等を購入した経験はない。知人からは「投資未経験のAさんの場合、最初はつみたてNISAがいいのではないか」と言われている。そこで、Aさんは、X社株式(東京証券取引所市場第一部)に着目し、投資についてファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<X社株式の関連情報>
・株価 :1,350円 ・発行済株式数 :2億株
・決算期:2021年6月30日(水)(配当の権利が確定する決算期末)

※《設例》および各問において、以下の名称を使用している。
・非課税上場株式等管理契約に係る少額投資非課税制度を「一般NISA」といい、当該非課税管理勘定を「一般NISA勘定」という。
・非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度を「つみたてNISA」といい、当該累積投資勘定を「つみたてNISA勘定」という。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

《問4》

《設例》の<X社株式の関連情報>および<X社の財務データ>に基づいて算出される次の①、②を求めなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は、%表示の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。
① 61期におけるROE(自己資本は60期と61期の平均を用いる)
② 61期における配当利回り



[正解]
5.49(%) ②4.44(%)

[解説]

① ROE(自己資本利益率)(%)は、自己資本は株主が出資した資金のことで、自己資本でどのぐらい利益を上げたかをみる指標である。「税引後当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」で求める。
 (算式) 税引後当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
・税引後当期純利益 19,500
・自己資本 (360,000 + 350,000) ÷ 2 = 355,000
・19,500 ÷ 355,000 × 100 = 5.4929・・・
よって、5.49%である。
② 配当利回り(%)は、株価に対する配当金の割合で、どのくらいの配当金を受け取れるかをみるための指標である。「1株あたり配当金 ÷ 株価 × 100」で求める。
 (算式) 1株あたり配当金 ÷ 株価 × 100
・1株あたり配当金 12,000 ÷ 200 = 60
・60 ÷ 1,350 × 100 = 4.444・・・
よって、4.44%である。

[要点のまとめ]
株式

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