公開日:2018年5月29日
  更新日:2018年6月1日

おすすめ【3級FP】テキスト&問題集

FP講師が本気で選ぶ独学者向け教材

FP資格講師や教材作成の経験から独学で合格を目指すために、どの教材がいいか紹介しています。

大学在学中に塾の教材を作成して以来、20年ほど教材作成の経験があります。

どの教材がいいか迷っているときは、この記事を参考にしてみてください。

ちなみに、通信講座は数万円上乗せすれば利用することができます。まだ調べていない方は意外に安く利用できると感じるかもしれません。おすすめの通信講座(⇒)も参考にしてみてください。2級FPも予定している方は総合的に判断してみてください。

独学で合格するために必要なインプット教材

インプット教材は解説用のテキストのことです。インプットは大きく分けて、「理解」「暗記」に分けられます。

「理解」をするためには解説文がなるべく多く載っている必要があり、「暗記」をするためには表や図、イラストを使った教材が優れていると考えています。

ちなみに資格の学校に通う場合、「理解」は講師の講義、「暗記」はオリジナル教材がその役割を果たします。

皆さんは「理解」と「暗記」どちらを重視するでしょうか。

この点でどの教材を選択するかが分かれます。市販教材のほとんどは、上手にまとめることにこだわっており、文章で解説することに充分な紙面を使っていません。

文章で解説する項目と表や図で解説する項目が分けられるのではなく、私の考えとしては、文章で解説してそのあと表や図でまとめている教材が独学する人には向いていると思います。

独学で合格するために必要なアウトプット教材

アウトプット教材は問題演習用のテキストのことです。

合格するためにはインプットをなるべく早く終わらせ、アウトプットに時間をかけ、繰り返し演習することが重要です。

FPは税制改正などの影響を受けやすい試験ですので、過去にさかのぼることが難しい面があります。

アウトプット教材はわかりやすい解説が重要だと思いますが、基本的にはどの教材もわかりやすいです。

あまり説得力がないかもしれませんが、インプット教材と同じ出版社で問題ないと思っています。繰り返しになりますが、重要なことはアウトプットにどれぐらい時間が割けるか、勉強方法なのです。

独学で合格するためには何冊必要?

基本的にインプット教材とアウトプット教材(学科・実技)の3種類あれば十分でしょう。

FPは6課目あり、出版社のほとんどがアウトプット教材は1冊ですが、インプット教材は出版社によってまちまちです。

ここでいう「何冊必要?」は複数のインプット教材が必要か、という点です。複数の出版社の教材を買う必要はないでしょう。

3級だけならあまりこだわらなくてもいい?

FPは学科と実技がありますが、学科の半分は2択、半分は3択、実技は3択です。

内容的には2級と同じものが多く、出題形式が2級より簡単になっているのが特徴です(2級は4択)。合格率は7割から8割程度あります。

3級だけを目指すなら、知識が多少あやふやでもアウトプットが不十分でも合格できる可能性は十分あります。

ただ2級合格のための基礎力づくりと考えている人は、インプット教材の「理解」を重視するのがいいのではないでしょうか。

対応年度に注意しよう

FPは試験日ごとに法令基準日が設けられています。市販教材は5月の試験後に新しいものに切り替わります。内容の一つひとつに対して法令基準日の前か後かを勉強しながら気を付けるのは難しいですが、せめて古い年度のものを購入しないように注意しましょう。

FP講師が薦める「合格に最も近い市販教材」

第1位 きんざいなど

書籍名 18~19年版 FP技能検定教本3級(上下巻) など
出版社 株式会社きんざい
近代セールス社
評価
※表紙見本
文章量が多く、読んで理解するのに長けている教材です。必要な個所は表や図でしっかりとまとまっています。黒と赤の二色刷りでシンプルなため、自分で重要な個所をマーカーし目立たせることができます。6課目とも仕事で取り扱っていない方は、この教材を読むことから始めてもいいでしょう。ただ1冊にまとまっていた方がいいと考える人は、別の教材でもいいと思います(1冊にまとまっている教材もあります)。なお、資産設計の過去問解説はきんざいから販売されていないようなので、近代セールス社の書籍にしています。
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第2位 TAC出版社

書籍名 みんなが欲しかった! FPの教科書/問題集 3級 2018-2019年
出版社 TAC出版社
評価
※表紙見本
版を重ね、完成形に近く、ミスが少ない。何よりも分かりやすい。手書き風の説明を随所に取り入れ、カラフルな構成になっているため、見やすい。かなり分厚いですが、出題範囲を網羅していると思われます。フルカラーを存分に生かした、カラフルな印象の強い教材です。配色が上手でわかりやすいです。
 読んで覚える人向けで、色が付き過ぎていて、マーカーなどを引くには使いにくいと思います。個人的には教材にメモをして、自分用に「作り上げて」いきたいので、Bに近いAですが、このようなカラフルなタイプが好みの方には使いやすいでしょう。カラフルで見やすいという点ではA評価です。サイト検索でわかる範囲ですが、FPの講師が作成しているわけではなさそう。また分厚すぎることが持ち運ぶのにやや難。
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うかる! FP3級速習テキスト 2018-2019年版

 「よくわかるシリーズ」が合わない方はこちらをお勧め。誤りが多少多い気がしますが、発売後のメンテナンスもされていると考えました。オーソドックスで使いやすいです。フルカラーですが、文字に装飾は少なく、シンプルで使いです。「王道」にふさわしい、なじみやすいテキストといえます。記載されている内容は、過去問と見比べてもモレが少なく(初めて勉強する人にとっては多すぎると思うかもしれませんが)、個人的には一番おすすめの教材です。テキストの左右に欄があり、用語の説明や出題ポイントが書かれています。最も押さえておきたい知識との差(本文と左右欄)が明確で、内容の理解をしやすい構成になっています(用語の説明などを本文に混ぜると見にくくなる)。発行者は明らかに学校ではありません。また、編者のファイナンシャルバンクインスティテュート株式会社様のHPを拝見しましたが、金融・証券関連の研修は実施しているようでしたが、FP資格取得のための研修に関する記事を見つけることはできませんでした。誤りはやや多いため、正誤表で確認すべき。

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’18~’19年版 FPの学校 3級 きほんテキスト 【オールカラー】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

ユーキャンから二色刷りは出版されていて、二色刷りの割りに見やすかったのですが、今回、フルカラーで登場しました。他のテキストとは違い、全体を31で分割して、学習進度が調整しやすいようにできています。つまり、31日で読み終わるようにできています。進度調整は、自分自身で可能ですが、事前に分かれていると便利です。個人的におススメの構成である、欄外に用語の解説がある形式ではありませんが、文章がぎっちりつまっておらず、読みやすいテキストになっています。ユーキャンFP技能士試験研究会によるテキストとなっておりますが、監修・執筆ともに講師経験者とは記されておりません。ただ、会計事務所による校閲、専門会社による校正とチェックをしっかりしている印象。その割には、少し誤りが多い。複数の目で校閲・校正しているのに残念。

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