2級FP過去問解説(資産設計)2017年5月【問36】預金保険制度

【第10問】下記の(問34)~(問40)について解答しなさい。


<設例>
物品販売業(福岡商店)を営む自営業者の福岡啓二さん(青色申告者)は、この度、今後の生活のことや事業のことなどに関して、FPで税理士でもある桑原さんに相談をした。なお、下記のデータは平成29年4月1日現在のものである。
I.家族構成(同居家族)

注1:直美さんは株式会社QZ商事に勤務している。

Ⅱ.福岡家の親族関係図

注2:啓二さんの妻の博子さんは、平成29年1月20日に交通事故で死亡している。なお、博子さんは死亡時まで青色事業専従者として福岡商店に勤務していた。

Ⅲ.福岡家(啓二さん)の財産の状況
[資料1:保有資産(時価)]      (単位:万円)

注3:啓二さんが相続した博子さんの遺産は、啓二さんの保有資産に含まれている。
注4:上記以外の事業用資産については考慮しないこと。

[資料2:負債残高]
事業用借入(証書貸付):[資料4]を参照(債務者は啓二さん)
自動車ローン:120万円(債務者は啓二さん)
未払金:100万円(博子さんの相続に係る諸費用等であり、啓二さんが負担する)

[資料3:生命保険]      (単位:万円)

注5:解約返戻金相当額は、現時点(平成29年4月1日)で解約した場合の金額である。
注6:すべての契約において、保険契約者が保険料を全額負担している。
注7:契約者配当および契約者貸付については考慮しないこと。

[資料4:福岡商店の財務データ(平成28年分の青色申告決算書から抜粋)]

注8:青色事業専従者給与は、博子さんに対して支給したものである。
注9:平成28年中の借入金の元本返済額は300万円である。

Ⅳ.その他
上記以外の情報については、各設問において特に指示のない限り一切考慮しないこと。また、復興特別所得税については考慮しないこと。


問36

下記<資料>は、啓二さんおよび福岡商店のWT銀行(日本国内にある普通銀行)における金融資産残高である。仮に平成29年5月にWT銀行が破綻した場合、啓二さんがWT銀行に保有している下記の金融資産のうち、預金保険制度によって保護される金額の上限額として、正しいものはどれか。なお、預金利息については考慮しないこととする。また、啓二さんは、福岡商店の事業用資金を含めWT銀行からの借入れはないものとする。

<資料>

[名義:福岡啓二]
 普通預金:350万円(決済用預金ではない)
 定期預金:450万円
 外貨預金:300万円
[名義:福岡商店 代表 福岡啓二]
 当座預金:120万円
 定期預金:340万円

  1. 1,000万円
  2. 1,120万円
  3. 1,260万円
  4. 1,460万円


[正解]  (適切)

[解説]

当座預金が決済用預金なので120万円以外で、各商品が預金保険制度の対象かどうかを判断し、1,000万円を超えるかどうかで考えればよい。また個人事業主なので、同銀行内の口座は合算する。
普通預金350万円+定期預金450万円+定期預金340万円=1,140万円 よって、1,000万円
1,000万円+120万円=1,120万円
決済用預金は1,000万円の基準に関係なく保護されることを確認しておくこと。

[要点のまとめ]

<預金保険制度>
1.制度の概要
・当座預金や利息の付かない普通預金等(決済用預金)は、全額保護される。
・定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護される。
※これを超える部分は、破綻した金融機関の残余財産の状況に応じて支払われる。
元本1,000万円と利息は、決済用預金など全額保護される商品を除いて計算する。
2.預金保険制度対象外の商品
外貨預金、譲渡性預金。元本補てん契約のない金銭信託(ヒット等)、金融債(募集債及び保護預かり契約が終了したもの)


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