2級FP過去問解説(資産設計)2018年1月【問31】教育資金の準備

【第9問】下記の(問27)~(問34)について解答しなさい。


<設例>
宮野清治さんは、民間企業に勤務する会社員である。清治さんと妻の真樹子さんは、今後の資産形成や家計の見直しなどについて、FPで税理士でもある阿久津さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成30年1月1日現在のものである。

[収入金額(平成29年)]
・清治さん:給与収入650万円。給与収入以外の収入はない。
・真樹子さん:給与収入100万円。給与収入以外の収入はない。
[金融資産(時価)]
・清治さん名義
 銀行預金(普通預金):250万円
 銀行預金(定期預金):150万円
・真樹子さん名義
 銀行預金(普通預金):50万円
 個人向け国債(変動10年):20万円
[住宅ローン]
契約者:清治さん
借入先:MX銀行
借入時期:平成20年7月
借入金額:3,200万円
返済方法:元利均等返済(ボーナス返済なし)
金利:変動金利型
返済期間:30年間
[保険]
・定期保険A:保険金額2,500万円。保険契約者(保険料負担者)および被保険者は清治さんである。
・ガン保険B:入院給付金日額5,000円。ガン診断給付金(一時金)50万円。保険契約者(保険料負担者)および被保険者は真樹子さんである。
・火災保険C:保険金額1,500万円。保険の対象は建物、保険契約者は清治さんである。保険期間5年(保険料一括払い)。


問31

清治さんは、奨学金や教育ローンに関心をもち、FPの阿久津さんに質問をした。阿久津さんが日本学生支援機構の奨学金(貸与型)および日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)について説明する際に使用した下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

日本学生支援機構の奨学金
(貸与型)
日本政策金融公庫の
教育一般貸付
貸付(貸与)対象者( ア )主に学生・生徒の保護者
資金の受取り方毎月定額( イ )
利息[第一種奨学金]
無利息
[第二種奨学金]
年利( ウ )を上限とする利息
付き(在学中は無利息)
在学期間内は利息のみの返済とす
ることが可能
  1. (ア)学生・生徒本人   (イ)毎月定額 (ウ)1%
  2. (ア)学生・生徒本人   (イ)一括   (ウ)3%
  3. (ア)学生・生徒の保護者 (イ)一括   (ウ)1%
  4. (ア)学生・生徒の保護者 (イ)毎月定額 (ウ)3%


[正解]  (不適切)

[解説]

教育資金の準備には奨学金や国の教育ローンなどがある。奨学金は学生本人に貸し、学生本人が返済する。金利上限は3%となっている。また国のローンは一括で受け取ることができ、初年度入学納付金に充てることができる。


[要点のまとめ]

教育資金の準備方法には、貯蓄や保険の利用があるが、資金不足の場合には奨学金や国の教育ローンを利用する方法がある。
<奨学金>
(1) 給付型
給付型奨学金は、国費を財源として、意欲と能力のある若者が経済的理由により進学を断念することのないよう、原則として返還義務のない奨学金を支給するタイプである。
(2) 貸与型
国内の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とし、利息の付かない第一種奨学金と、利息の付く第二種奨学金がある。また入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金(利息付)がある。第二種奨学金では、貸与が開始される時点から利息が発生する。
<国の教育ローン(教育一般貸付)>
学生1人につき最高350万円まで借りることができ、最長15年に渡り返済する。金利は固定金利だが利率は民間の金融機関と比較して低く設定されている。借り入れには収入基準があり、子供の数によって異なる世帯年収の上限額がある。


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