2級FP過去問解説(資産設計)2018年1月【問37】保険契約の見直し

【第10問】下記の(問35)~(問40)について解答しなさい。


<設例>
会社員の杉山慎二さんは、今後の生活のことなどに関して、FPで税理士でもある有馬さんに相談をした。なお、下記のデータは平成30年1月1日現在のものである。
I.家族構成(同居家族)

Ⅱ.杉山家の親族関係図

Ⅲ.杉山家(慎二さんと保子さん)の財産の状況

[資料2:負債残高]
住宅ローン:708万円(債務者は慎二さん。団体信用生命保険が付保されている)
自動車ローン:104万円(債務者は慎二さん)

注1:解約返戻金相当額は、現時点(平成30年1月1日)で解約した場合の金額である。
注2:終身保険Bおよび個人年金保険Cは、米ドル建ての生命保険である。
注3:個人年金保険Cの保険金額には、便宜上、現時点の解約返戻金額を記載している。
注4:すべての契約において、保険契約者が保険料を全額負担している。
注5:契約者配当および契約者貸付については考慮しないこと。
Ⅳ.その他
上記以外の情報については、各設問において特に指示のない限り一切考慮しないこと。


問37

慎二さんは、子どもの学費等の支出が負担になっていることから、終身保険Aの保険料を軽減したいと考えており、FPの有馬さんに相談をした。保険料の軽減方法に関する次の(ア)~(ウ)の記述について、適切なものには〇、不適切なものには✕を解答欄に記入しなさい。

  1. (ア)払済保険に変更することにより、変更後の保険料の支払いをなくすことができる。なお、払済保険へ変更すると、基本的に保険期間が有期になるが、その間は現在の保険金額を維持することができる。
  2. (イ)延長保険に変更することにより、変更後の保険料の支払いをなくすことができる。なお、延長保険へ変更すると、基本的に現在よりも保険金額が減額されるが、終身保障を維持することができる。
  3. (ウ)保険金額を減額(一部解約)することにより、保険料の支払いを少なくすることができる。なお、保険金額を減額しても、終身保障を維持することができる。


[正解] 
(ア) × (イ) × (ウ) 

  1. (ア)払済保険に変更することにより、変更後の保険料の支払いをなくすことができる。なお、払済保険へ変更すると、基本的に保険期間が有期になるが、その間は現在の保険金額を維持することができる。
  2. [解説]
    払済保険はこれまでの解約返戻金をもとに一時払いの保険に変更するので保険料の支払いがなくなるが、保険期間が変わらず、保険金額が減少する

  3. (イ)延長保険に変更することにより、変更後の保険料の支払いをなくすことができる。なお、延長保険へ変更すると、基本的に現在よりも保険金額が減額されるが、終身保障を維持することができる。
  4. [解説]
    延長保険は、これまでの解約返戻金をもとに一時払いの保険に変更するので保険料の支払いがなくなるが、保険金額が変わらず、保険期間が短くなる

  5. (ウ)保険金額を減額(一部解約)することにより、保険料の支払いを少なくすることができる。なお、保険金額を減額しても、終身保障を維持することができる。
  6. [解説]
    保険金額を一部解約し、保険料の支払いを減らすことができる。たとえば契約当初に1,000万円の終身保険に加入し、時間の経過とともに500万円で十分となった場合、契約解除や新規加入せず、保険金額を減額することで必要な保障額を維持することができる。



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