問9
下記<資料>は柴田さんが購入を検討している物件の登記事項証明書の一部である。この登記事項証明書に関する次の(ア)~(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
[正解]
(ア) × (イ) ○ (ウ) ○ (エ) ×
(ア) × (イ) ○ (ウ) ○ (エ) ×
- (ア)所有権保存など所有権に関する事項が記載されている欄(A)は、権利部の乙区である。
- (イ)権利部(A)には、所有権の移転登記のほか、差押え等が記載される。
- (ウ)上記<資料>を確認する限り、本物件には現在、抵当権の設定はないことがわかる。
- (エ)本物件の登記事項証明書は、現在の所有者である山岸健さんでなければ、交付の請求をすることができない。
[解説]
所有権は権利部の甲区に記載されている。乙区には所有権以外の抵当権などが記載されている。
[解説]
甲区には差し押さえ等も記載されている。差し押さえは、競売するためにあらかじめ財産の売却などを禁止することで、所有権に関わることなので、甲区に記載される。
[解説]
「権利部(×××)」が乙区(所有権以外の権利)で、「順位番号2」に「1番抵当権抹消」、「原因 平成24年5月11日弁済」とあることから抵当権は外れたことがわかる。
[解説]
登記事項証明書は誰でも請求することができる。