2級FP過去問解説(資産設計)2018年9月【問4】株式指標

問4

下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。

<資料>

 QX株式会社QY株式会社
株価5,200円27,880円
1株当たり利益245円1,450円
1株当たり純資産1,060円6,420円
1株当たり年間配当金100円270円
  • QX株式会社とQY株式会社の株価をPER(株価収益率)で比較した場合、( ア )株式会社の方が割安といえる。
  • QX株式会社とQY株式会社の効率性をROE(自己資本利益率)で比較した場合、( イ )株式会社の方が効率的に利益を上げているといえる。
  1. (ア)QX (イ)QX
  2. (ア)QX (イ)QY
  3. (ア)QY (イ)QX
  4. (ア)QY (イ)QY

[正解]  (適切)

[解説]

(ア)
■計算式:PER(株価収益率)
\[
=\frac{株価}{1株当たり純利益}
\] ・QX株式会社:PER
\[
=\frac{5,200}{1,060}≒4.9056
\] ・QY株式会社:PER
\[
=\frac{27,880}{6,420}≒4.3426
\] 数値が低いほど割安なので、QYが割安
(イ)
■計算式:ROE(自己資本利益率)
\[
=\frac{税引後当期純利益}{自己資本}×100
\] ※純資産=自己資本
・QX株式会社:ROE
\[
=\frac{245}{1,060}×100≒23.113
\] ・QY株式会社:ROE
\[
=\frac{1,450}{6,420}×100≒22.585
\] ※数値が高い方が利益を効果的に挙げているので、QXが優れている。


[要点のまとめ]

<株式指標>
(1) PER(株価収益率)(倍)
・株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標で、同業他社と比べPERが低い銘柄は割安と判断する。
(算式)株価÷1株あたり純利益(EPS)
(2) PBR(株価純資産倍率)
・株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標で、1倍を下回るか、1倍に近い銘柄ほど割安となる。
(算式)株価÷1株あたり純資産(BPS)
(3) ROE(自己資本利益率)(%)
・自己資本は株主が出資した資金のことで、自己資本でどのぐらい利益を上げたかをみる指標である。
 税引後当期純利益÷自己資本✕100
(4) 配当利回り(%)
・株価に対する配当金の割合で、どのくらいの配当金を受け取れるかをみるための指標である。
(算式)1株あたり配当金÷株価✕100
(5) 配当性向(%)
・純利益に対する配当金の割合で、企業が純利益からどのくらい配当金を出しているかをみるための指標である。
(算式)配当金総額÷税引後当期純利益✕100


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