2級FP過去問解説(資産設計)2018年9月【問5】株式の取得費の計算

問5

下記<資料>は、千田さんが同一の特定口座内で行ったPA株式会社の株式の取引に係る明細である。千田さんが2018年9月3日に売却した1,000株について、譲渡所得の取得費の計算の基礎となる1株当たりの取得価額として、正しいものはどれか。なお、計算結果について円未満の端数が生じる場合には切り捨てること。

取引日取り引き種類株数(株)約定単価(円)
2016年10月3日買付1,0005,000
2017年8月1日買付2,0006,200
2017年10月31日株式分割
1:10
2018年9月3日売却1,000700


[正解] 0.064 (%)

[解説]

1株当たりの取得価額を求めるには、総株数と取得費総額を使用するが、取り引きを重ねるごとに、取得費の合計と株数は変わるため、順番に確認していく。
・2016年10月3日 取得費合計5,000,000円(総株数1,000)
・2017年8月1日 取得費合計17,400,000円(総株数3,000)
 ※取得費12,400,000円(株数2,000)
・2017年10月31日 取得費合計17,400,000円(総株数30,000)
 ※株式分割しても取得費合計は変わらない。
・2018年9月3日時点の取得費は、
 17,400,000円÷30,000株=580円


[要点のまとめ]

<株式の取得費の計算手順>
同一銘柄の株式等を2回以上にわたって購入し、その株式等の一部を譲渡した場合の取得費は、総平均法に準ずる方法によって求めた1単位当たりの金額を基に計算する。総平均法に準ずる方法とは、次の算式により計算する方法を言う。
(算式)
(A+B)÷(C+D)=1単位当たりの金額
A=株式等を最初に購入した時(その後既にその株式等を譲渡している場合には、直前の譲渡の時)の購入価額の総額
B=株式等を最初に購入した後(その後既にその株式等を譲渡している場合には、直前の譲渡の後)から今回の譲渡の時までの購入価額の総額
C=Aに係る株式等の総数
D=Bに係る株式等の総数


<解説・みんなの評価>

「かなり分かりやすい解説だった」⇒ ☆5
「分かりやすい解説だった」⇒ ☆4
「もう少し詳しく解説してほしい」⇒ ☆3
「解説が分かりにくかった」⇒ ☆2
「解説に間違いがあった」⇒ ☆1
で評価をお願いします。解説の見直しに利用させていただきます。

解説に間違いがあった解説が分かりにくかったもう少し詳しく解説してほしい分かりやすい解説だったかなり分かりやすい解説だった
読み込み中...