2級FP過去問解説(資産設計)2019年1月【問24】教育資金の準備

【第7問】下記の(問22)~(問24)について解答しなさい。


問24

 布施さんは、教育費の負担が心配になり、奨学金について調べることにした。日本学生支援機構の奨学金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 日本学生支援機構の奨学金には、進学前に申し込む「予約採用」と、進学後に申し込む「在学採用」、家計の急変等に対応する「緊急採用」「応急採用」がある。
  2. 日本学生支援機構の奨学金には、原則として返還不要の「給付型」と、返還を要する「貸与型」がある。
  3. 日本学生支援機構の奨学金は、学生本人名義の口座に振り込まれる。
  4. 日本学生支援機構の奨学金は、希望すれば進学前から受け取ることができる。


[正解]  (不適切)

  1. 日本学生支援機構の奨学金には、進学前に申し込む「予約採用」と、進学後に申し込む「在学採用」、家計の急変等に対応する「緊急採用」「応急採用」がある。
  2. [解説]
    「緊急採用」は第1種奨学金、「応急採用」は第2種奨学金に該当する。これらの奨学金は、「現下の厳しい経済状況等を考慮し、失職、破産、事故、病気、死亡等もしくは火災、風水害等の災害等又は学校の廃止によりやむを得ず他の学校に入学することで修学に要する費用が増加したことにより家計が急変し、緊急に奨学金の必要が生じた場合」(出典:JASSO)に採用される。

  3. 日本学生支援機構の奨学金には、原則として返還不要の「給付型」と、返還を要する「貸与型」がある。
  4. [解説]
    「給付型」は生活保護を受けている家庭など一定の要件があり、利用者は「貸与型」が多い。また貸与型には利息の付かない第1種奨学金と利息の付く第2種奨学金がある。

  5. 日本学生支援機構の奨学金は、学生本人名義の口座に振り込まれる。
  6. [解説]
    奨学金は「学生本人」が貸与するので、学生本人名義の口座に振り込まれる。

  7. 日本学生支援機構の奨学金は、希望すれば進学前から受け取ることができる
  8. [解説]
    奨学金は進学後にあらためて申し込むことで、正式に奨学金を受け取ることができる。そのため、初年度納付金を含め、入学前に資金が必要な場合は、国の教育ローンなどを利用しなければならない。

[要点のまとめ]

教育資金の準備方法には、貯蓄や保険の利用があるが、資金不足の場合には奨学金や国の教育ローンを利用する方法がある。
<奨学金>
(1) 給付型
給付型奨学金は、国費を財源として、意欲と能力のある若者が経済的理由により進学を断念することのないよう、原則として返還義務のない奨学金を支給するタイプである。
(2) 貸与型
国内の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とし、利息の付かない第一種奨学金と、利息の付く第二種奨学金がある。また入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金(利息付)がある。
<国の教育ローン(教育一般貸付)>
学生1人につき最高350万円まで借りることができ、最長15年に渡り返済する。金利は固定金利だが利率は民間の金融機関と比較して低く設定されている。借り入れには収入基準があり、子供の数によって異なる世帯年収の上限額がある。

関連問題


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