2級FP過去問解説(資産設計)2019年5月【問30】教育資金の準備

【第9問】下記の(問28)~(問34)について解答しなさい。


<設例>
野村政彦さんは、民間企業に勤務する会社員である。政彦さんと妻の泰子さんは、今後の資産形成や家計の見直しなどについて、FPで税理士でもある榎田さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも2019年4月1日現在のものである。

[収入金額(2018年)]
政彦さん:給与収入750万円。給与収入以外の収入はない。
泰子さん:給与収入100万円。給与収入以外の収入はない。
[金融資産(時価)]
・政彦さん名義
 銀行預金(普通預金):150万円
 銀行預金(定期預金):200万円
・泰子さん名義
 銀行預金(普通預金):20万円
 銀行預金(定期預金):30万円
[住宅ローン]
契約者:政彦さん
借入先:GY銀行
借入時期:2008年6月
借入金額:4,000万円
返済方法:元利均等返済(ボーナス返済なし)
金利:固定金利型
返済期間:35年間
[保険]
定期保険A:保険金額2,000万円。保険契約者(保険料負担者)および被保険者は政彦さん。低解約返戻金型終身保険B:保険金額300万円。保険契約者(保険料負担者)および被保険者は政彦さん。
火災保険C:保険金額1,500万円。保険の目的は建物、保険契約者は政彦さん。保険期間35年。


問30

 政彦さんは、健斗さんの大学進学を控えて奨学金や教育ローンに関心を持ち、FPの榎田さんに質問をした。榎田さんが日本学生支援機構の奨学金および日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)について説明する際に使用した下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

日本学生支援機構の貸与型奨学金日本政策金融公庫の教育一般貸付
貸付(貸与)対象者( ア )主に学生・生徒の保護者
申込み時期決められた募集期間内( イ )
資金の受取り方毎月定額一括
貸付可能額(貸与額)[第一種奨学金]
月額2万円、3万円、4.5万円から選択(国公立大学、自宅通学の場合)
[第二種奨学金]
月額2万円から12万円(1万円単位)
子ども1人当たり( ウ )以内
※一定の要件を満たす留学は450万円以内
  1. (ア)主に学生・生徒の保護者 (イ)いつでも可能    (ウ)300万円
  2. (ア)学生・生徒本人     (イ)いつでも可能    (ウ)350万円
  3. (ア)学生・生徒本人     (イ)決められた募集期間内(ウ)300万円
  4. (ア)主に学生・生徒の保護者 (イ)決められた募集期間内(ウ)350万円

[正解]  (適切)

[解説]

日本学生支援機構の貸与型奨学金日本政策金融公庫の教育一般貸付
貸付(貸与)対象者( ア 学生・生徒本人 )主に学生・生徒の保護者
申込み時期決められた募集期間内( イ いつでも可能 )
資金の受取り方毎月定額一括
貸付可能額(貸与額)[第一種奨学金]
月額2万円、3万円、4.5万円から選択(国公立大学、自宅通学の場合)
[第二種奨学金]
月額2万円から12万円(1万円単位)
子ども1人当たり( ウ 350万円 )以内
※一定の要件を満たす留学は450万円以内

[要点のまとめ]

教育資金の準備方法には、貯蓄や保険の利用があるが、資金不足の場合には奨学金や国の教育ローンを利用する方法がある。
<奨学金>
(1) 給付型
給付型奨学金は、国費を財源として、意欲と能力のある若者が経済的理由により進学を断念することのないよう、原則として返還義務のない奨学金を支給するタイプである。
(2) 貸与型
国内の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とし、利息の付かない第一種奨学金と、利息の付く第二種奨学金がある。また入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金(利息付)がある。第二種奨学金では、貸与が開始される時点から利息が発生する。
<国の教育ローン(教育一般貸付)>
学生1人につき最高350万円まで借りることができ、最長15年に渡り返済する。金利は固定金利だが利率は民間の金融機関と比較して低く設定されている。借り入れには収入基準があり、子供の数によって異なる世帯年収の上限額がある。

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