2級FP過去問解説(資産設計)2019年5月【問37】預金保険制度

【第10問】下記の(問35)~(問40)について解答しなさい。


<設例>
物品販売業(佐野商店)を営む自営業者の佐野俊彦さん(青色申告者)は、今後の生活のことや事業のことなどに関して、FPで税理士でもある落合さんに相談をした。なお、下記のデータは2019年4月1日現在のものである。
I.家族構成(同居家族)

注1:晴美さんは株式会社MW工業に勤務している。
Ⅱ.佐野家の親族関係図

Ⅲ.佐野家(俊彦さんと晴美さん)の財産の状況

注2:記載以外の事業用資産については考慮しないこと。

[資料2:負債残高]
住宅ローン:1,700万円(債務者は俊彦さん。団体信用生命保険付き)
自動車ローン:120万円(債務者は俊彦さん)
事業用借入:4,480万円(債務者は俊彦さん)

注3:解約返戻金相当額は、現時点(2019年4月1日)で解約した場合の金額である。
注4:医療保険Fに死亡保障はない(死亡保険金は支払われない)。
注5:すべての契約において、保険契約者が保険料を全額負担している。
注6:契約者配当および契約者貸付については考慮しないこと。
Ⅳ.その他
上記以外の情報については、各設問において特に指示のない限り一切考慮しないこと。

問37

 下記<資料>は俊彦さんおよび佐野商店のMT銀行(日本国内に本店のある普通銀行)における金融資産残高である。仮に2019年5月にMT銀行が破綻した場合、俊彦さんがMT銀行に保有している<資料>の金融資産のうち、預金保険制度によって保護される金額の上限額として、正しいものはどれか。なお、預金利息については考慮しないこととする。また、俊彦さんおよび佐野商店は、MT銀行からの借入れはない。

<資料>

[名義:佐野俊彦]
 普通預金:250万円(決済用預金ではない)
 定期預金:550万円
[名義:佐野商店 代表 佐野俊彦]
 当座預金:150万円
 定期預金:300万円

  1. 800万円
  2. 1,000万円
  3. 1,150万円
  4. 1,250万円

[正解]  (適切)

[解説]

2つ目の口座は個人事業主なので、1つ目の口座と合算される。
・当座預金150万円は全額保護
・250万円+550万円+300万円=1,100万円
 1,000万円まで
当座預金の150万円は1,000万円に含まれず全額保護されることに注意する。
よって、150万円+1,000万円=1,150万円

[要点のまとめ]

<預金保険制度>
1.制度の概要
・当座預金や利息の付かない普通預金等(決済用預金)は、全額保護される。
・定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護される。
※これを超える部分は、破綻した金融機関の残余財産の状況に応じて支払われる。
元本1,000万円と利息は、決済用預金など全額保護される商品を除いて計算する。
2.預金保険制度対象外の商品
外貨預金、譲渡性預金。元本補てん契約のない金銭信託(ヒット等)、金融債(募集債及び保護預かり契約が終了したもの)

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