2級FP過去問解説(資産設計)2019年9月【問30】

【第9問】下記の(問29)~(問34)について解答しなさい。


<設例>
佐野幸一郎さんは、民間企業に勤務する会社員である。幸一郎さんと妻の恵美さんは、今後の資産
形成などについて、FPで税理士でもある阿久津さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれ
も2019年9月1日現在のものである。

[収入金額(2018年)]
幸一郎さん:給与収入480万円。給与収入以外の収入はない。
恵美さん:給与収入420万円。給与収入以外の収入はない。
[自宅]
賃貸マンションに居住しており、家賃は月額10万円(管理費込み)である。
マイホームとして販売価格4,800万円(うち消費税160万円)のマンションを購入する予定である。
[金融資産(時価)]
幸一郎さん名義
銀行預金(普通預金):350万円
銀行預金(定期預金):100万円
恵美さん名義
銀行預金(普通預金):150万円
銀行預金(定期預金):100万円
[負債]
幸一郎さんと恵美さんに負債はない。
[保険]
収入保障保険A:年金月額15万円。保険契約者(保険料負担者)および被保険者は幸一郎さん、年金受取人は恵美さんである。
医療保険B:入院給付金日額5,000円。契約者(保険料負担者)および被保険者は幸一郎さんである。


問30

幸一郎さんと恵美さんはマンション購入に当たり、夫婦での借入れを検討している。夫婦で住宅ローンを借りる場合の主な組み方について、FPの阿久津さんがまとめた下表における恵美さんの住宅借入金等特別控除(以下「住宅ローン控除」という)の適用についての空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、借入方法以外の住宅ローン控除の適用要件はすべて満たしているものとする。

  1. (ア)受けられない (イ)受けられない (ウ)受けられない
  2. (ア)受けられる  (イ)受けられない (ウ)受けられる
  3. (ア)受けられない (イ)受けられる  (ウ)受けられない
  4. (ア)受けられる  (イ)受けられる  (ウ)受けられる

[正解]  (適切)

[解説]

共働き世帯がどのように住宅ローンを組んだら効果的かについては実務でも考えなければならない。
特に住宅ローン控除が適用できるか、団信保険料を利用できるかがポイントとなる。本問は、住宅ローン控除の適用の有無についての問題であるが、正答率は低いと思われる。
(ア) ペアローンは、住宅価格に対して2本の住宅ローンを組む方法である。住宅ローンを2本組むため、それぞれ要件を満たせば、住宅ローン控除を適用することができる。なお、住宅ローンに係る諸費用はそれぞれかかるが、団信保険はそれぞれ加入することができる。
(イ) 収入合算(連帯保証)は、住宅ローンを借りるのは1人だけで、その配偶者は連帯保証人となる。債務者が払えない場合に、連帯保証人が支払うことになる。そのため、住宅ローン控除は債務者しか適用できない。
(ウ) 収入合算(連帯債務)は、1本の住宅ローンを2人で借りる方法である。夫婦で決めた自由な割合で返済するため、夫婦ともに住宅ローン控除を適用することができる。なお、団信保険の加入は原則一人であるが、夫婦連生団信があれば二人とも加入できる。



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